健康用語WEB事典

乳児ボツリヌス症(infant botulism)

ボツリヌス毒素が混入したハチミツやコーンシロップなどによって乳児に発症する運動神経麻痺性疾患。*1

内の免疫機構が未発達な乳児では、ハチミツに含まれる成人では問題とならない少量のボツリヌス毒素によって発症する。*2

ボツリヌス毒素腸管から吸収されると中枢神経(特に延髄)における神経伝達に障害が発生し、四肢の脱力、嚥下障害、呼吸麻痺複視などの症状が出現する。死亡例もある。

*1三重大学医学部附属病院 感染対策チーム 乳児ボツリヌス症: http://www.medic.mie-u.ac.jp/ict/4-23.html
*2愛知医療学院短期大学 杉山成司 ハチミツによる乳児ボツリヌス症・・・甘いものには罠がある!: https://www.yuai.ac.jp/column/2018/07/13082049.html

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このページの最終更新日時: 2019-11-11 (月) 12:14:18