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一価不飽和脂肪酸のひとつ。炭素数18のn-9系脂肪酸(18:1Δ9)。植物はこのオレイン酸から、不飽和脂肪酸であるリノール酸やα-リノレン酸を合成できるが、動物はその合成を行う酵素を持っていないため、これらは食事から摂取する必要のある必須脂肪酸となっている。体内で飽和脂肪酸のステアリン酸から生成される。オレイン酸にはがんの発生を抑制する効果があることが示唆されている。一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸を多量摂取している南ヨーロッパ,北アフリカ,中東などの地中海沿岸の国々では癌の…
エタノールが肝臓でアルコール脱水素酵素の働きによって分解されると発生するアルデヒド。エタナール、酢酸アルデヒド、エチルアルデヒドなどとも。示性式は CH3CHO 常温で無色の液体または気体(沸点21℃)。果物のような香りを持ち、天然の果物や野菜、乳製品、煙草の煙などにも微量含まれる。酢酸の製造原料や食品添加物(香料)として使用される。口腔の細菌がアルコールやグルコースを代謝して産生することが報告されている。アルコール自体は肝臓へ直接的な毒性を持たないが、アルコールの代謝によっ…
遺伝情報を表すDNAの塩基配列の一部のこと。生物の性質は遺伝子により親から子へ引き継がれる。当初は、親から子に伝わる粒子様の因子に対して付けられた名前であったが、後にそれが現在は染色体と呼ばれるものであり、その染色体の本体が2本のDNAの核酸塩基が繋がってできる二重螺旋構造であることが明らかとなった。したがって、物質として遺伝子という場合は「染色体」を、遺伝情報を伝えるものとしていう場合は「DNAによる塩基配列」を指す。遺伝子は、タンパク質のアミノ酸配列を規定する領域と、その…
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