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二次ニューロンを参照。
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身体への傷害を起こす刺激(侵害刺激)によって生じる不快な感覚。表在感覚のひとつ。痛覚とも。急性の痛みは危険からの回避や傷害部位の警告などとして重要であるが、慢性化した痛み(慢性疼痛)はQOLの低下の原因となる。痛みの急性期において、大脳皮質一次体性感覚野(S1)の神経細胞の活動が亢進することや、その部位の各神経細胞間の機能的結合が強化され活動相関性が高まることが報告されている。皮膚や内臓からの感覚情報は、脊髄後角において修飾・統合され、二次痛覚神経を伝って脳に至り痛みとして認…
脊髄の灰白質の背中側。背中側から順に以下の六層からなり、これらの層に存在する神経細胞が体性感覚の情報処理に関与する。-脊髄Ⅰ層-脊髄Ⅱ層-脊髄Ⅲ層-脊髄Ⅳ層-脊髄Ⅴ層-脊髄Ⅵ層脊髄における痛み伝達に関わる部位。末梢組織からの痛み情報は一次ニューロンから脊髄後角で二次痛覚神経(二次ニューロン)に伝達され、脳に伝わる。神経が損傷されると、脊髄後角のミクログリアが活性化されP2X4受容体を発現する。脊髄後角の神経から放出されたATPがP2X4受容体に作用することで、ミクログリアから…
脊髄後角に存在する、脳に感覚を伝える神経細胞。二次痛覚神経とも。侵害受容器の刺激は一次ニューロン(Aδ線維およびC線維)を介して二次ニューロンに伝達される。
痛みを伝える脊髄内の介在神経で特異的に発現する分泌性のタンパク質。神経障害による痛みの伝達を行う。ネトリン4の分泌を抑えることで鎮痛作用を得られる。脊髄後角の介在神経から分泌されるネトリン4は、痛みを伝える二次痛覚神経に発現するUnc5B受容体に結合することで、この神経に神経興奮を引き起こし、神経障害性疼痛を発症させることが分かりました。
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