健康用語WEB事典

二次胆汁酸(secondary bile acid)

胆汁酸腸内細菌による代謝を受けて生成される、化学構造が変化した胆汁酸*1

人体にとって有益な化合物が含まれるが、同時に有害な化合物も含まれるとされる。二次胆汁酸の中にはがんを促進する物質が含まれることが知られている。

発がん性物質が、細胞内のシグナル伝達(例えば細胞の増殖を制御する情報伝達)を抑制したり、促進したり、全く異なる情報が伝えられることによって、がんが発症します。胆汁酸はこのようながん原性物質ではありませんが、大腸癌プロモーター(発がん促進物質)となることがずいぶんと前から知られていました。*2

二次胆汁酸の種類*3

*1北海道大学大学院 農学研究院 微生物生理学研究室 研究内容: http://lab.agr.hokudai.ac.jp/biseibutsu/ja/research.html
*2特集/古くて新しい胆汁酸研究 後藤順一: http://www.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/manabi34/mm34-45.html
*3代謝活性中間体と蛋白質付加体生成: https://www.jstage.jst.go.jp/article/massspec/50/3/50_3_162/_pdf

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このページの最終更新日時: 2018-03-26 (月) 21:20:12