健康用語WEB事典

亜硝酸態窒素

亜硝酸性窒素とも呼ばれる。

硝酸態窒素から生成され、人体に有害。メトヘモグロビン血症の原因となる。

硝酸性窒素の含まれている飲料水や食物を摂取すると、硝酸性窒素消化器系内で亜硝酸性窒素に還元されます。亜硝酸性窒素ヘモグロビン酸化して酸素運搬能のないメトヘモグロビンを生成し、メトヘモグロビン血症を引き起こします。メトヘモグロビン血症酸素不足に由来しますので軽度の場合では皮膚の変色を、重度の場合は呼吸困難を引き起こし、乳幼児の場合には死亡に至るケースもあります。*1

厚生労働省令第十五号により、水質基準として 0.04mg/L 以下(硝酸態窒素および亜硝酸態窒素の和としては 10mg/L)とすることが定められている。*2*3

*1北海道大学 大学院 環境科学院 嶋津研究室: http://www.ees.hokudai.ac.jp/ems/stuff/shimazu/cn3/cn5/pg69.html
*2水質基準省令の改正等について 平成26年4月1日施行 |厚生労働省: http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000042109.html
*3農林水産省 食品安全に関するリスクプロファイルシート(化学物質): http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/pdf/151202_nitrate.pdf

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:08:36