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亜鉛の陽イオン。Zn2+
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TRPチャネルのひとつ。亜鉛イオン流⼊作⽤を持つ細胞膜タンパク質で、その活性化が亜鉛イオン依存的に心室筋のアドレナリンβ受容体の脱感作を抑制することで⾎圧低下に対する⼼筋の代償的な収縮を増強させることが報告されている。TRPC6の活性化は⼼筋の陽性変⼒作⽤を維持させることで、心不全の急性増悪を抑制する可能性が⽰されている。血管平滑筋に発現するTRPC6チャネルの活性を阻害することで、血管内皮機能に関係なく末梢循環障害を回復できることが報告されている。タグ:
分泌タンパク質の品質を監視するシャペロンタンパク質。小胞体に存在し、酸化還元により活性制御を受ける。細胞内でのERp44の正常な機能には、亜鉛イオンが細胞のゴルジ体に局在する亜鉛トランスポーターによってゴルジ体中に取り込まれ、ERp44に一時的に結合することが必要であると報告されている。プロテインジスルフィドイソメラーゼのひとつであり、インスリンの生合成に関わるとされる。分子間のジスルフィド結合を介してアディポネクチンや抗体の多量体形成、酸化還元酵素の細胞外への分泌などを制御…
膜電位の変化によって水素イオン(プロトン)を通過させるイオンチャネル。電位依存性水素イオンチャネルとも。神経系細胞や精子のプロトンチャネルは亜鉛イオンの濃度変化によって制御される。
人体に必要なミネラルのひとつ。原子番号が30の金属元素。元素記号は Zn肝臓や皮膚、硝子体、前立腺などに存在する。欠乏によって味覚異常、食欲低下、脱毛などが起こる。亜鉛は汗で排出されるため、過度なスポーツによって亜鉛が不足しやすくなる。インスリンの分泌に関与するためβ細胞には豊富に存在する。亜鉛は、核酸やたんぱく質の合成に関与する酵素をはじめ、多くの酵素の構成成分として、また、血糖調節ホルモンであるインスリンの構成成分等として重要である。欠乏により小児では成長障害、皮膚炎が起…
肝臓でグリコーゲンを分解してグルコース生産を増加させ、血糖値を上昇させる働きをするホルモン。健常者では空腹時にグルカゴンがグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる。膵臓のランゲルハンス島にあるα細胞から分泌される。グルコースはα細胞を直接刺激してグルカゴン分泌を促進させる。同時にβ細胞から分泌される亜鉛イオンはパラクリンによってα細胞からのグルカゴンの分泌を抑制する。インスリンは血糖が多くなると分泌されるが、グルカゴンの分泌は血糖が上がると抑制される。インスリンとグルカゴンの…
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