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未分節中胚葉が体節へ逐次変化する際の時間間隔を決める遺伝子。
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胎児期に椎骨や肋骨、骨格筋、皮膚などの組織に分化する細胞群。中胚葉から分化する。一定の時間(マウスではおよそ2時間、ヒトは1日約3対)ごとに、未分節中胚葉の中から、一塊の細胞集団がくびれ切られることによって形成される。
脊椎動物の胚において、後に体節となる中胚葉。未分節中胚葉の頭側の先端部分が、一定の時間間隔で次々とくびれとられていくことで体節が形成される。脊椎が似たような骨(椎骨)の繰り返しで構成されているのは、この未分節中胚葉の体節への変化が繰り返し起こることに由来する。この時間を制御する仕組みは分節時計と呼ばれ、その遺伝子は体節時計遺伝子と呼ばれる。この時計が狂うと脊椎骨癒合症となる。
遺伝情報を表すDNAの塩基配列の一部のこと。生物の性質は遺伝子により親から子へ引き継がれる。当初は、親から子に伝わる粒子様の因子に対して付けられた名前であったが、後にそれが現在は染色体と呼ばれるものであり、その染色体の本体が2本のDNAの核酸塩基が繋がってできる二重螺旋構造であることが明らかとなった。したがって、物質として遺伝子という場合は「染色体」を、遺伝情報を伝えるものとしていう場合は「DNAによる塩基配列」を指す。遺伝子は、タンパク質のアミノ酸配列を規定する領域と、その…
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