最近更新された用語
便に含まれる血液の有無を確認する検査。大腸がんの早期発見に必要となる。*1
関連する用語
摂取した食品が腸管で消化された後に残る物質を元とする排泄物。糞便とも。健康な便は食べた食品の種類に関わらず、7〜8割が水分で残りは食物繊維、腸内細菌、剥がれた腸内の粘膜、粘液、消化酵素などの固形分。これらを除いたものが摂取した食品が消化吸収された後の残留物。通常、小腸から20時間以上かけて肛門まで移動する。便が大腸の時間を通過する時間が長いほど水分が吸収され硬い便となる。便の黄色や茶色は胆汁に含まれるビリルビンの色。
全身の細胞に栄養分や酸素を運び、二酸化炭素や老廃物(尿素、尿酸、クレアチニン、アンモニアなど)を運び出すために全身を巡る体液。体重60kgの成人では4.5〜5リットル。体重の約8%(13分の1)を占める。血液の25%を失うと体温や血圧低下が起こり、35%を失うと意識障害が発生する。心臓から送り出される血液は動脈、心臓に戻る血液は静脈を通る。人間が生命活動を維持できる血液のpHの範囲は 6.8~7.8。通常は 7.35〜7.45 となるように調節される。血液のpHはHCO3-(…
大腸の粘膜表面から発生するがん。盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸にできるものを結腸がん、直腸にできるものを直腸がんと区別される。直腸がんの方が、血便や下痢などの自覚症状が現れやすく、また直腸の粘膜が薄いため進行しやすい。先進国において罹患率が高く、日本では女性のがんによる死亡率の一位を占める。早期であれば内視鏡手術によって根治する割合も高い。大腸がん発生の原因の多くは、遺伝子の変異によるβ-カテニンの異常蓄積にあると考えられている。大腸がん細胞は、グルタミンを取り…
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。