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大動脈解離によって内膜と中膜の間にできる腔。偽腔が拡大すると動脈が圧迫され虚血の原因となり得る。*1
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血管壁を構成する三層のうち、内膜から中膜の一部までが剥がれ、血管壁内に出来た隙間(偽腔)に血液が流れ込んで剥がれる部位が広がっていく現象。くも膜下出血の原因となり得る。発症は突然で、自覚症状は胸や背中の激痛。
血管壁を構成する三層のうち、最も内側に位置する膜。内腔を被う内皮細胞とそれを裏打ちする基底膜と僅かな結合組織、場合により縦走する平滑筋が存在する。
血管を構成する膜のひとつ。輪走する平滑筋と弾性線維などから形成される。内膜と外膜の間に存在する。動脈の中膜は、静脈のそれよりも発達している。毛細血管には存在しない。
血流の異常によって細胞の酸素や栄養が不足する状態のこと。心臓の疾患や血管の狭窄などによって流入する血液が減少することが原因となる。狭心症や心筋梗塞といった心臓にかかわる虚血を虚血性心疾患と呼ぶ。
心臓から押し出される血液の流れる血管のこと。逆に、心臓へ流れ込む血液の流れる血管は静脈と呼ばれる。一般的には酸素濃度の高い血液が流れるが、心臓から肺へ向かう動脈(肺動脈)を流れる血液は酸素濃度が低い。動脈の中膜は静脈よりも発達している。
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