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チェックポイント阻害抗体を参照。
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色素細胞が無限に増える悪性腫瘍のひとつ。「ほくろのがん」やメラノーマと呼ばれる。国内では年間100万人に10〜20人の割合とされる。身体の表面の様々な部位に見られるが、特に足の裏にできやすいとされる。国内では足の裏の悪性黒色腫が30%を占める。悪性度の高いものは、直径が大きく境界が不明瞭で、色が不均一、形が無秩序などの特徴がある。ほくろが急に大きくなって盛り上がったり出血したりといった症状が起こる。リンパ管や血管を通って他の臓器に転移しやすい。口腔の悪性黒色腫は全体の0.2~…
がんに対する治療法のひとつ。免疫細胞を人工的に増加させ、その働きを強化することでヒトが本来持つ免疫力を高める。免疫チェックポイント阻害薬が用いられる。免疫療法とも。
がんの放射線治療において、放射線照射部位だけでなく離れた転移巣にも免疫の増強が起こる効果。免疫チェックポイント阻害薬と放射線治療を組み合わせる治療(免疫放射線療法)で、この効果が生じやすくなることが報告されている。CTLA-4やPD-1、PD-L1の抗体がアブスコパル効果の増強剤として報告されている。
キラーT細胞が持つ、その活性化の抑制に関わる受容体である免疫チェックポイント(CTLA-4、PD-1)をブロックする抗体。免疫チェックポイント阻害剤とも。通常、キラーT細胞の活性化を抑制することは、身体に過剰な負荷をかけないために必要である。しかし、がん細胞の中にはこのことを利用するものがある。つまり、キラーT細胞が持つこの受容体に結合するリガンドを発現し、キラーT細胞を抑制して攻撃を免れるものが存在する(がん免疫逃避機構)。したがって、あらかじめこの受容体に結合する抗体によ…
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