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常在菌のひとつ。便や口腔などから分離される。大腸菌や肺炎桿菌などに近い。通常は問題とはならないが、日和見感染を起こす。呼吸器や尿路で感染症を引き起こす。院内感染による死亡例も報告されている。セラチア菌は本来弱毒性の細菌であり,健常者ではその感染により重篤な症状を呈することはまれである。しかし,免疫不全患者や外科手術後の患者など,免疫の低下した患者では敗血症など重篤な症状を引き起こすことがある。
肺炎の主な原因となるストレプトコッカス属の細菌。正式名称はストレプトコッカス・ニューモニエ。中耳炎、髄膜炎、敗血症、膿胸などの原因にもなり得る。肺炎レンサ球菌は健康な人の咽頭にも30〜40%の割合で存在する。免疫が正常な人には通常感染せず、免疫不全になると感染しやすくなる。肺炎レンサ球菌は血液中の赤血球に侵入して自然免疫や抗生物質による殺菌を回避する。
口腔カンジダ症は以下のカンジダ症の総称。ほぼ全てが乳幼児、免疫不全者、抗菌薬服用者に発症する。-急性偽膜性カンジダ症(鵞口瘡)-萎縮性カンジダ症(紅斑性カンジダ症)-慢性肥厚性カンジダ症
白癬に次いで見られる皮膚への真菌による感染症。カンジダ菌(90%がカンジダ・アルビカンス)が原因となる。免疫が低下している状態となることでデクチン1が欠損するため起こりやすくなる。免疫不全状態における皮膚・粘膜のカンジダ症の発症については,真菌の細胞壁を構成する糖鎖の一つであるβグルカンの受容体で,真菌の感染防御に重要な役割を果たしていると考えられる Dectin-1 の欠損が関与していることが明らかになっている.カンジダ菌に触れたケラチノサイトはIL-8を産生し、それによっ…
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