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抗原抗体複合体を参照。
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リンパ濾胞の支持する細胞。リンパ濾胞内にあり、抗原を細胞表面に提示して胚中心B細胞を活性化する。細い突起を伸ばして胚中心全体に分布して迷路の様な構造を形成する。また、抗原を免疫複合体として長期間保持する機能を持つ。タグ:
リウマチ性疾患(自己免疫疾患)のひとつ。アジアやアフリカの女性に多く、患者の9割が女性とされる。国内で2013年に新たに申請された全身性エリテマトーデスの患者数は約6万人。細胞の様々な部分(細胞膜、細胞質、DNA)や免疫グロブリン(IgG)などに対する自己抗体によって炎症が引き起こされる。炎症が引き起こされた組織からは免疫複合体が放出され、それが血管や腎臓、関節などの部位に沈着することで全身に慢性炎症が起こる。発熱や倦怠感、関節炎、皮疹、神経・腎臓・心肺の疾患などの数々の症状…
関節リウマチの治療薬として用いられる有機化合物(免疫調整剤)。また、キレート作用を持ち、重金属中毒やウィルソン病の治療に用いられる。商品名はメタルカプターゼ。SH基により関節リウマチ患者におけるリウマトイド因子をはじめとする免疫複合体の分子内ジスルフィド結合を解離する作用を持つ。
赤血球や好中球、好酸球、単球、マクロファージ、B細胞、一部のT細胞など、血小板とNK細胞以外の様々な血球に発現する補体受容体。大部分は赤血球が持つ。C4bおよびC3bをリガンドとする。C3b/C4b受容体やCD35とも。C4bあるいはC3bに結合して補体Ⅰ因子の補助因子として働くことで活性型分子を不活化し、さらにC3転換酵素(C4b2a、C3bBb、C3bBbP)に作用してその活性の崩壊を促進する。赤血球上のCR1は免疫複合体の除去、食細胞上のCR1は貪食機能に重要とされる。
糸球体の血管壁に免疫複合体が沈着することでタンパク質が漏れる腎臓の異常。腎生検では糸球体基底膜にIgGが沈着し、基底膜が厚く見えるため膜性腎症と呼ばれる。IgGに対応する抗原は不明なことが多い。明らかな原因としてがんや膠原病、B型肝炎、C型肝炎、抗リウマチ薬などによるものが知られているが、特発性の発症もある。35歳以上に多く、70%以上でネフローゼ症候群が起こり、成人のネフロ-ゼ症候群の原因の約25%を占める。血尿は約10%で程度も軽い。
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