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内耳に存在する膜迷路の内腔を満たすリンパ液。*1
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組織液がリンパ管に流れ込んだ、無色~淡黄色の透明な体液。単にリンパとも呼ばれる。組織液の90~80%は浸透圧により毛細血管と小静脈に戻る。残りの組織液(10~20%)が毛細リンパ管に流入してリンパ液となる血管では回収できない大きさの物質(タンパク質や脂肪、有害物質)を水分とともに取り込んでできる。また、白血球(リンパ球)を含んでおり免疫に関わる。リンパ液の流れは血液よりも遅く、拍動や蠕動、外的物理的刺激などによって流れる。リンパ液中の異物はリンパ節でマクロファージによって取り…
球形嚢から出る内リンパの小管。内リンパ嚢に終わる。
複素環式化合物のひとつ。分子式は C2脳や内耳の血液および内リンパの流れを改善する作用を持ち、めまい(メニエール病)の治療薬にベタヒスチンメシル酸などとして含まれる。ベタヒスチン(商品名:メリスロンⓇ)はめまい診療においてよく使用される薬剤の一つである。特にメニエール病に対しては以前より本邦や海外で広く使用されておりその有効性が報告されている。
卵形嚢とこれに出入りする3つの半規管(三半規管)、球形嚢、蝸牛管、内リンパ管、内リンパ嚢によって構成される内耳の部位。内部は内リンパと呼ばれる液体で満たされている。
内耳(蝸牛)に存在する、音の振動(蝸牛の基底膜の振動)を電気信号に変換する器官。外有毛細胞の不動毛の束の動きによって細胞膜にあるイオンチャネルが開閉し、内リンパからカリウムイオンが流入する。これが内有毛細胞の膜電位に数mVの変動を起こす。
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