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人体を発熱させるサイトカインの総称。主にマクロファージが産生する以下の3つを指す。*1
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自然免疫に関わる白血球。無脊椎動物にも存在し、ヒトを含めた動物における全ての血球の原型となったことが確認されている。マクロは「大きい」、ファージは「食べる細胞」という意味であるため大食細胞とも呼ばれる。発見および命名はロシアのイリヤ・イリイチ・メチニコフ(Ilya Ilyich Mechnikov)による。抗原の侵入位置に移動してきた単球が分化することで生まれる。生体内に侵入した細菌やウイルス、死んだ細胞を取り込む(貪食する)食細胞として働く。マクロファージ内には消化酵素が含…
免疫反応の一つ。主にウイルスなどの病原体による感染が起きた場合に、それを排除するためにマクロファージ(内因性発熱物質)などがサイトカインを分泌して発生させる。体温を上げることによって病原体の増殖を抑える効果がある。したがって、発熱を無理に抑えると病原体が増えてしまう場合がある。発熱は、何らかの身体の異常に対する防御反応です。最も多いのはかぜ(感冒)による発熱ですが、体内でかぜのウイルスと戦うために熱が出ているので、むやみに熱を下げるのは逆効果です。どうしても我慢できないつらい…
免疫細胞が分泌する、細胞の増殖や分化、活性化、抑制などを制御する、分子量が6,000~60,000(8,000〜30,000とも)のタンパク質または糖タンパク質の総称。ホルモンと作用は似ているが、ホルモンとは違って主に近くの細胞に作用する。病原体の侵入を受けた組織や貪食を行った白血球から分泌され、他のマクロファージなどが集まる目印となる。また、血管を広げて血流を促す。血管が広がることで血漿が血管内皮細胞の間から漏れ出すようになり、腫れが生じて神経が圧迫されるため痛みが現れる(…
マクロファージから産生されるインターロイキン。炎症性サイトカインのひとつで、急性期タンパク質の誘導や内因性発熱物質としての働きを持つ。-IL-1α-IL-1β-IL-1Ra-IL-18-IL-33-IL-1F5-IL-1F6-IL-1F7-IL-1F8-IL-1F9-IL-1F10
固形がんに対して出血性の壊死を誘導する因子として発見されたサイトカイン。腫瘍壊死因子-αとも呼ばれる。単球を炎症部分に移動させ、それをマクロファージや類上皮細胞へ分化させたり、肉芽腫の形成に関わったりする。マクロファージからも産生され、アポトーシス誘導作用を持つ。末梢の炎症組織において産生される主要な炎症性サイトカイン。TNF受容体と結合してNF-κBの細胞核内への移行に関与する。IFN-γ、TNF-αはマクロファージの活性化に重要で特にIFN-γの産生が阻害されると感受性微…
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