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唾液に含まれるミネラルが脱灰した歯の表面を修復すること。
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虫歯菌が作る酸によってエナメル質に穴が開き、象牙質や歯髄が侵食された歯のこと。う蝕やカリエスとも呼ばれる。虫歯は進行度合いによって5段階に分類される。 C はカリエスの頭文字である。虫歯の段階虫歯の状態C0穴が開く前の初期段階C1エナメル質にだけ穴が開いた状態。削って詰める必要あり。C2エナメル質を突き破り象牙質に達した状態。歯がしみるなどの症状が現れる。C3歯髄に達した状態。酷く痛む。C4歯髄が壊死し、歯根に達した状態。放置すると顎に侵食する。虫歯の原因となる主な虫歯菌はミ…
口腔の唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)で分泌される液体。消化酵素のアミラーゼを含む消化液のひとつでもある。分泌量は1日に1.0〜1.5リットル。交感神経が活性化すると分泌量が減少し、逆に副交感神経が活性化すると増加する。平常時に分泌される安静時唾液と、食事の際の咀嚼などの刺激によって分泌される刺激唾液の2種類があり、含まれている成分や濃度が異なる。唾液に含まれる粘性物質はムチン(糖タンパク質)と考えられている。咀嚼時は安静時に比べ6〜9倍の唾液が分泌される。唾液は咀嚼、嚥下、…
食後に口腔のpHが下がることで、歯のエナメル質に含まれるカルシウムやリン酸が溶けること。原因となる主な酸は乳酸や酢酸、蟻酸など。食後に何もせず放置した場合、40分程度経過しないと口腔のpHは元に戻らない。その間に脱灰が進行すると初期う蝕となるため、早めにフッ素などを用いて再石灰化を促進する必要がある。飲食をすると虫歯菌によって酸が作られプラーク中のpHは急激に下がります。pHが5.5~5.7以下になると、歯の表面のエナメル質表層から歯の成分である「リン酸イオン」、「カルシウム…
地球上に存在する元素のうち、水素、炭素、窒素、酸素を除いたもの。金属元素が多いが、金属以外の無機化合物の構成元素も含まれる。人体内で作ることができないため、食品として摂取する必要がある。無機質や灰分とも呼ばれる。人体内に存在し、栄養素として欠かせないミネラルは以下の種類。-多量ミネラル--ナトリウム--カリウム--カルシウム--マグネシウム--リン--塩素--硫黄-微量ミネラル--鉄--銅--亜鉛--クロム--マンガン--セレン--モリブデン--ヨウ素そのうち厚生労働省が摂取…
海藻や海苔に含まれる酸性の多糖類(硫酸化多糖)。名前の由来はフノリ。海藻のセルロース骨格の周りを充填して細胞壁を補強する働きを持つ。フクロノリ抽出物とも表記される。主成分はガラクトース、3,6-アンヒドロ-L-ガラクトース、硫酸など。抗がん作用やヘルパーT細胞の活性化やキラーT細胞とNK細胞、マクロファージの誘導、産生に関わることが報告されている。フノランは歯の表層の再石灰化を促進するため、キシリトールなどと共にフノランを含むガムなどの製品ある。
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