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血液凝固因子のこと。
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頭蓋骨内部を覆う硬膜の内側にあるくも膜と、脳全体を覆う軟膜との間(くも膜下腔)に出血する脳出血のこと。死亡率が高く、後遺症が残る可能性の高い重篤な症状。主に脳動脈瘤の破裂によって起こる。その他の原因は血管の奇形や腫瘍、外傷など。40歳以降で女性に多く、家系内にくも膜下出血の病歴がある場合に頻度が高い。くも膜下出血が起こると、突然非常に強い頭痛を感じる。その後に嘔吐や気絶が起こることがある。実際にクモ膜下出血になった患者さんの話をうかがうと、「ほんとうになぐられたような頭痛」、…
肝臓から発見された、アンチトロンビンに結合して血液の凝固を抑制する作用を持つ硫酸化多糖(ヘパラン硫酸)。マスト細胞に存在する。ヘパラン硫酸の中でも硫酸化の度合いが高い。ウロン酸(β-D-グルクロン酸あるいはα-L-イズロン酸)とD-グルコサミンが重合した多糖類に硫酸が付加した構造を持つ。血中のプロテアーゼインヒビターのアンチトロンビン(AT)に結合して立体構造を変えて活性化し、ATによるプロテアーゼ凝固因子の阻害速度を高めて抗血液凝固作用を発現する。ヘパリンは生体内では結合組…
主に血液凝固因子の補充を目的とした血液製剤。血漿成分に血液保存液を加えたもので、含有成分は正常血漿に比べて約10〜15%薄まっている。指針によれば、FFPの投与は「凝固因子の欠乏による病態の改善を目的に行い、出血の予防や止血の促進をもたらすこと」とされている。しかし現代では多くの先天性凝固因子欠乏症においては濃縮因子製剤が利用可能であり、FFPの投与は後天的な出血傾向に限定される。
アルブミン濃度が実際の血漿中の濃度と同じ範囲(4.4%、5%)になるように水分量を調整したアルブミン製剤。出血性ショックや人工心肺を使用する心臓手術、凝固因子の補充を必要としない治療的血漿交換、熱傷、急性膵炎などに対して使用される。
人為的に遺伝子を導入した生物から産生されるタンパク質を利用して作られた治療薬。関節リウマチの治療において重要。生物学的製剤とは、遺伝子学的手法を用いて、目的に応じて人為的に作り替えた遺伝子を生きた細胞に導入し、この遺伝子に作らせたタンパク質を精製したものである。-インフリキシマブ(レミケード)-エタネルセプト(エンブレル)-アダリムマブ(ヒュミラ)-トシリズマブ(アクテムラ)-アバタセプト(オレンシア)-ゴリムマブ(シンポニー)-セルトリズマブ(シムジア)広義には、ワクチン製…
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