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血液凝固における一連の反応。*1
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凝固の過程で役目を終えたトロンビンとアンチトロンビン(アンチトロンビンⅢ : AT-Ⅲ)が結合したもの。半減期が3分と極めて短い。凝固系の活性化を反映する。トロンビンアンチトロンビン複合体の形成によってトロンビンが不活性化され、過凝固状態になるのを防ぐ。タグ:
凝固系の活性化によってプロトロンビンがトロンビンへと活性化する際に遊離されるN末端部位。生体内のトロンビン産生量を反映する。半減期は約90分。血栓症で増加する。
外因系血液凝固の開始点となる血液凝固因子。血液凝固第Ⅷ因子と同じく、肝臓で作られない血液凝固因子。血液凝固第Ⅲ因子や組織トロンボプラスチン(トロンボプラスチン)とも呼ばれる。組織因子とは、凝固因子の第Ⅲ因子のことで、凝固系の外因系の出発地点となる。従って、組織因子が増えると次々と凝固因子の活性化が起こる。通常、血液に直接触れない部位に存在する。全身の臓器に発現しているが、特に脳、肺、胎盤に多い。血管内皮細胞やマクロファージには、LPSやサイトカインの刺激によって発現する。外傷…
血管の損傷によって血管外の組織因子(血液凝固第Ⅲ因子)が血管内に流入して起こる血液凝固(凝固系)のこと。この過程は10〜15秒で完了し、内因系血液凝固に比べて早い。
血管内皮細胞が破壊されたり、血液がガラスなどの異物に接触したりすることによって起こる血液凝固(凝固系)のこと。血液凝固第Ⅻ因子の活性化によって始まり、血液凝固第Ⅺ因子、血液凝固第Ⅸ因子、血液凝固第Ⅷ因子、血液凝固第Ⅹ因子が次々に活性化され、プロトロンビンがトロンビンに変化する。血液凝固第Ⅹ因子から先の過程は外因系血液凝固と共通。外因系血液凝固に比べて進行が非常に遅い(15〜20分)。
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