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セルロプラスミンのひとつ。
肝臓で生合成されて血液中に存在し、一酸化窒素の代謝に関与する。*1
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α2-グロブリンのひとつ。肝臓由来のタンパク質。小腸や十二指腸から吸収されて肝臓に運ばれてきた銅と結合し、これらを各臓器に輸送する。血清中の銅の約90%を保持する。銅はATP7B蛋白の働きにより肝細胞の細胞質からゴルジ体へ輸送され、セルロプラスミン結合銅となり、血液中・胆汁中に排泄されます。セルロプラスミンに含まれる銅は活性中心となり、二価鉄を三価鉄に酸化するフェロキシダーゼ活性を持つ。これによって酸化した鉄イオンをトランスフェリンに渡し、ヘモグロビンへの取り込みを促進する。…
人体の中で最大の臓器。体内のエネルギーを骨格筋とほぼ同じ割合(21.3%)で消費する。重さは体重の約2%を占める(1.0〜1.5kg)。レバーとも呼ばれる。右葉と左葉に分けられ、間には肝鎌状間膜が存在する。右葉は左葉よりも大きく、その下面には胆嚢が存在する。肝臓を構成する細胞は、その大部分を占める肝細胞(肝実質細胞)と、肝臓で作られた胆汁を十二指腸へ運ぶ胆管の細胞である胆管細胞に分けられる。肝臓には細胞(肝細胞とそれ以外の肝非実質細胞)が2500億個もあるとされ、非常に高い再…
ひとつの窒素原子とひとつの酸素原子が結合した化合物。常温で気体。分子式は NO半減期は3〜6秒であり、すぐに硝酸イオンや亜硝酸イオンに変化する。水より脂に6倍溶けやすく、細胞膜内外を自由に移動できる。動脈血管を広げて血圧を下げる降圧作用があり、狭心症(狭心痛)や心筋梗塞の治療に利用される。この作用は血管平滑筋の細胞内にあるグアニル酸シクラーゼを活性化してcGMPの生成を促進することによる。体内では血管内皮細胞において、アルギニンから一酸化窒素合成酵素(NO合成酵素)の働きによ…
全身の細胞に栄養分や酸素を運び、二酸化炭素や老廃物(尿素、尿酸、クレアチニン、アンモニアなど)を運び出すために全身を巡る体液。体重60kgの成人では4.5〜5リットル。体重の約8%(13分の1)を占める。血液の25%を失うと体温や血圧低下が起こり、35%を失うと意識障害が発生する。心臓から送り出される血液は動脈、心臓に戻る血液は静脈を通る。人間が生命活動を維持できる血液のpHの範囲は 6.8~7.8。通常は 7.35〜7.45 となるように調節される。血液のpHはHCO3-(…
外界からの取り込んだ物質を変化させる過程。体内で起こる全ての化学変化とエネルギー変換など。代謝には物質の変換に注目する物質代謝と、エネルギーの変換に注目するエネルギー代謝の2つがある。また、身体の細胞の入れ替わりの新陳代謝がある。物質の変化に着目した代謝の見方。摂取した化合物(栄養素)が体内で変換され、生物の身体で利用できる形となること。物質代謝には異化と同化の2つがある。物質代謝とは、体の中の物質を分解(異化)したり合成(同化)したりすることで、体内で起きる物質の化学変化の…
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