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小腸吸収上皮細胞や腎臓の近位尿細管の上皮細胞に存在する微絨毛。
この微絨毛によって表面積を広げて吸収機能を高める。*1
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体の表面を覆う皮膚や管腔臓器(口腔や腸管、気管、泌尿器、生殖器など)の粘膜を覆い、外界からの異物や病原体の侵入を防ぐ役割をもつ細胞。上皮というのは、皮膚や粘膜の表面はもちろんだが、肝臓や腎臓などの実質部分も上皮が折りたたまれてできており、これらの臓器の機能を担っている細胞は上皮細胞である。口腔の上皮細胞は高温に反応する。温度の感知はTRPV3、TRPV4が担っている。上皮細胞は常に生まれ変わり、古くなったものは、皮膚では垢、腸では便、気管では痰などとして排泄される。悪性腫瘍の…
細胞表面にある小突起。栄養の吸収や細胞からの分泌、細胞外環境のセンシング、細胞接着など多くの細胞機能に関わる。胎盤や腸壁、内耳などの細胞に存在する。小腸の絨毛突起の表面を覆う上皮細胞(小腸上皮細胞)の細胞膜でできる突起。長さは約1μm。小皮縁とも呼ばれる。微絨毛の間に粘液を分泌する杯細胞が存在する。出典: KAKEN — 研究課題をさがす | 微絨毛形成におけるスフィンゴミエリンの機能解明 (KAKENHI-PROJECT-25711012)>https://kaken…
糸球体から出た原尿が通る尿細管。近位尿細管はヘンレループを経て遠位尿細管に繋がる。腎臓皮質内の尿細管の大部分を占め、水や必要な物質(ナトリウム、カルシウム、カリウム、塩素、グルコース、重炭酸塩)の再吸収が行われる。近位尿細管におけるグルコースの再吸収可能量は 200mg/dL であり、その量を超えると再吸収できないグルコースが尿中に排泄される。この状態が糖尿病である。近位尿細管細胞は丈の高いミトコンドリアの豊富な細胞であり、管腔側は刷子縁構造(多くの微絨毛突起)が良く発達し、…
縦12cm、横5~6cm、厚さ2.5cm、重さ140g程度のそら豆型の臓器。人体には腰(背中側)の左右に二つの腎臓があり、位置は第十一胸椎から第三腰椎の間。右腎は左腎よりやや低い位置となる。また、左腎は右腎よりも重い。1分間に約1Lの血液が流れ込み、心臓以外では体内で最も血液の流れが多い臓器とされる。立ち上がると腎臓の位置は通常、約2~3cm下がる。痩せ型の人では下がりやすく、骨盤の中まで下がる場合がある(遊走腎)。血液からの老廃物(尿素窒素、クレアチニン、尿酸など)と余分な…
ナトリウム依存性ビタミンCトランスポーター(SVCT)のひとつ。小腸吸収上皮細胞の刷子縁膜側に発現し、ビタミンCの吸収に関わる。SLC23A1とも。ケルセチンなどのフラボノイドによって阻害される。
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