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特殊感覚のひとつ。運動の方向や速度の変化、傾きなどの感覚。平衡感覚とも。受容器は内耳にある前庭器官。リンパ液の動きを有毛細胞によって感知する。運動していることは視覚や皮膚感覚でも分かるが、これらを取り除いても分かる。運動の方向や速度の変化は、半規管内のリンパ液を動かし、これが半規管の膨大部内にある平衡頂の有毛細胞の毛を動かす。

揺れが原因となる体調不良。平衡感覚を司る内耳の前庭器官（三半規管や耳石など）が受ける加速度刺激が強すぎることが原因と考えられていたが、映像のみの刺激でも発症することから詳細は不明。-乗り物酔い-宇宙酔い-シネマ酔い-バーチャル酔い

耳石器内に存在する袋状の器官。前庭器官の一部。卵形嚢と連嚢管によって繋がる。球形嚢斑は球形嚢の内側壁にあり、頭蓋底に垂直に位置する。垂直方向の加速度を感知する。

耳石器内に存在する袋状の器官。前庭器官の一部。球形嚢と連嚢管によって互いに繋がる。卵形嚢の床には頭蓋底と平行に卵形嚢斑が存在し、前後方向の加速度を感知する。

内耳の蝸牛と前庭に存在する、聴覚の一次感覚細胞。物理的な刺激を神経の刺激に変換して蝸牛神経節細胞に伝える。有毛細胞の放出する神経伝達物質はグルタミン酸と考えられている。哺乳類の有毛細胞は再生しないが、カエルや鶏のそれは再生することが確認されている。蝸牛には、コルチ器の内側の内有毛細胞と外側の外有毛細胞の二種類が存在し、外有毛細胞は筋肉のように動くことができるとされる。

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