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前脳胞を参照。
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ホメオタンパク質のひとつ。初期発生において脳の形成に関わり、欠損すると脳全体が失われる。ドーパミン作動性細胞の発達や維持に関与し、扁桃体基底外側核の前側核における機能分子の発現に影響する。前脳、中脳、松果体、神経網膜、網膜色素上皮などの組織における発現が報告されている。網膜幹細胞から視細胞への分化に重要。CRXの上流遺伝子。パルブアルブミンを含む抑制性ニューロンの成熟に関わり、その神経細胞においてアグリカンの量を増加させる作用を持つとされる。
胎生3〜6週に前脳胞が前脳と間脳に分化発達せず、左右の大脳半球が正常に分離しないために起こる稀で重篤な疾患。特徴的な顔面奇形を合併する。ヘッジホッグの遺伝子異常が原因となる。
手綱核と共に前脳と中脳を繋いでいる部位。-外側中隔核-内側中隔核-後方中隔核--三角中隔核--前交連床核
前脳に存在する部位。報酬や意欲など高次機能を司る。また、快楽中枢であり、依存症やうつ病などの精神疾患との関連が深い。内側前頭前野や腹側海馬、扁桃体といった脳の領域からグルタミン酸による興奮性の投射を受けると同時に腹側被蓋野からドーパミン神経の入力を受ける。無名質、視床下部外側野、腹側被蓋野などに投射し、探索行動や依存形成における枢要な部位と考えられている。嘘をつくことと側坐核の活動との関係性が示唆されている。報酬(今回の研究ではお金)を期待する際の「側坐核(そくざかく)」と呼…
脳の発生過程において神経管から発生する一次脳胞のひとつ。前脳とも呼ばれる。最終的には大脳皮質、大脳基底核、視床、視床下部などを含む大脳と間脳になる。神経管の頭側端部を構成する前脳胞は、菱脳胞や中脳胞よりも遅れて発育する。前神経孔が閉じた時点では、前脳胞はほとんど後の間脳胞の部分のみからなり、その左右の壁の腹側部から、眼球の原基である大きな眼胞が左右に向って突出する。
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