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動脈と静脈の総称。
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全身性自己免疫疾患のひとつ。抗リン脂質抗体(抗カルジオリピン抗体やループスアンチコアグラント)に関連して起こる動静脈血栓症あるいは妊娠合併症(習慣性流産、子宮内胎児死亡)を主症状とする。後天性の血栓症のなかで最も頻度が高いとされる。全身性エリテマトーデス患者の約10%が合併していると推定されている。全身での血栓症、特に下肢の深部静脈血栓症を起こす例が多い。
血管内皮細胞と壁細胞(ペリサイトまたは血管平滑筋)によってできる血管の壁。血管の太さによって血管壁を構成する壁細胞の種類や数が異なるが、通常は内膜、中膜、外膜の三層構造を取る。毛細血管の血管壁を特に毛細血管壁と呼ぶこともある。血管壁で生じた炎症はT細胞を活性化して、血管壁内のマクロファージへ炎症を促進するシグナルを送る。血管は基本骨格として内腔を一層に覆う内皮細胞に、ペリサイトあるいは血管平滑筋細胞 (これらは総称して壁細胞と呼ばれる) が裏打ちして血管は構造的に安定化してい…
心臓へ流れ込む(戻る)血液の流れる血管のこと。主に脚の筋肉が静脈の流れを作る。静脈には血液の逆流を防止する弁(静脈弁)があり、これは動脈には存在しない。動脈を流れて体の末端に送られた血液の90%が静脈となり、残りの10%は毛細血管から細胞周辺に漏れて組織液となる。
心臓から押し出される血液の流れる血管のこと。逆に、心臓へ流れ込む血液の流れる血管は静脈と呼ばれる。一般的には酸素濃度の高い血液が流れるが、心臓から肺へ向かう動脈(肺動脈)を流れる血液は酸素濃度が低い。動脈の中膜は静脈よりも発達している。
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