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十二指腸の粘膜にできる潰瘍。
鳩尾周辺の痛みがあり、悪化すると吐血や下血を起こす。*1
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世界人口の約半数に感染しているとされる、螺旋形のグラム陰性菌。正式にはヘリコバクター・ピロリと呼ばれる。胃の出口である幽門でよく見つかる。免疫が弱い幼少期に食事を介して感染し、胃に住み着く。酵素のウレアーゼを産生し、これによって胃の中の尿素からアンモニアを発生させる。慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんの原因となる。ピロリ菌が宿主のコレステロールを取り込んだ後、菌内で糖と脂質を付加することで胃炎を誘導する特有の糖脂質であるα-コレステリルグルコシドを作り出すことが報告されて…
24時間以上続く吃逆。原因として脳梗塞や心筋梗塞、腎不全、腹部手術、前立腺がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、食道炎などがある。脳幹梗塞後の難治性吃逆に芍薬甘草湯が有効であった例が報告されている。
胃や十二指腸の内側が胃酸や消化液で侵食されてできる潰瘍。消化性潰瘍の原因の60~70%がピロリ菌である。また、非ステロイド系消炎鎮痛薬(アスピリンなど)がプロスタグランジンの産生を抑制するために起こる粘膜障害が原因となる場合がある。ストレスが消化性潰瘍の発症に関与することが知られており、身体的ストレスに伴う潰瘍として脳腫瘍術後のクッシング潰瘍や熱傷後のカーリング潰瘍がある。-胃潰瘍-十二指腸潰瘍タグ:
消化管内腔に流出した血液が、肉眼的に明らかな出血と確認できる状態で口腔から体外へ排出されること。吐血は暗赤色で気泡を含まない。気管からの出血である喀血とは区別される。胃や十二指腸の管壁からの出血が多い場合に起こる。
膵臓腫瘍(ガストリノーマ)に胃酸の過剰分泌と難治性の消化性潰瘍が合併する状態。十二指腸潰瘍が多く(44%)、空腸の潰瘍は23%、胃潰瘍は5%とされる。
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