健康用語WEB事典

関連する用語

胎児期における身体の形成の異常によって、通常とは異なる身体の形になる現象。先天性の単発奇形は染色体異常や多因子遺伝が主な原因となる。妊娠中に服用した薬剤などの成分や放射線によっても引き起こされる。妊娠4〜7週に薬剤による影響を受けやすく、無脳症や二分脊椎の恐れがある。大脳皮質が形成される妊娠8～20週頃に閾値以上の放射線を被曝すると精神発達遅滞の恐れがある。

奇形を引き起こす原因となる遺伝子異常のひとつ。多因子遺伝病とも。多因子遺伝病と呼ばれる遺伝病があります。これは複数の遺伝子と環境要因が関係してくるもので、口唇口蓋裂、先天性心疾患、無脳症、二分脊椎、幽門狭窄症、ヒルシュスプリング症という腸が動かなくなる病気、多指症などがあります。体の一カ所に形の異常が起こる単発奇形のほとんどは、多因子遺伝病と考えられています。

参考文献一覧

ご意見・ご要望をお聞かせください。