健康用語WEB事典

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ある物質の濃度の差。物質の拡散（移動）は、一般に濃度が高い方から低い方へ起こる。例えば、細胞内外で細胞膜を隔ててイオンの濃度差がある場合、そのイオンは濃度が高い方から低い方へ移動しやすい。生体内において、濃度勾配に従って高濃度側から低濃度側に物質を移動させる方法を受動輸送（受動拡散）と呼ぶ。

水に溶けるビタミン。水溶性ビタミンは過剰に摂取しても尿で排泄される。-ビタミンB--ビタミンB1--ビタミンB2--ナイアシン--ビタミンB6--ビタミンB12--パントテン酸-葉酸-ビオチン-ビタミンCナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12以外は小腸のトランスポーターによって門脈に吸収され、肝臓へ送られる。ナイアシンとビタミンB6は単純拡散によって小腸から門脈に吸収される。

生体膜などの膜をそのままでは通過できない分子を、選択的にトランスポーターなどのキャリア（担体）によって移動させる輸送形態。濃度勾配に従って輸送するためエネルギーを消費しない。促進拡散とも。単純拡散より数10倍早く輸送され、濃度が平衡状態となる。複数のグルコーストランスポーターが促通拡散を行う。

ある物質的特性を示す、原子が2個以上結合してできる物質。

細胞や細胞小器官が持つ外界との境界の膜。基本構造は脂質二重膜。細胞が持つ生体膜を特に細胞膜と呼ぶ。生体膜の中には様々な働きを持つタンパク質が存在しており、これを膜タンパク質と呼ぶ。膜を構成する脂質や膜タンパク質には糖鎖が付いているものがあり、それぞれ糖脂質、糖タンパク質と呼ばれる。

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