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口腔内にある、唾液を分泌する内分泌腺。自律神経によって制御される。ホルモンによる分泌の調節は発見されていない。副交感神経が水分の分泌を調節し、交感神経はタンパク質成分の開口分泌に関与する。1日あたり約1.5Lの唾液が分泌される。免疫を担う樹状細胞が存在する。唾液は口の持つ本来の働きを十分に機能させ、健康を維持する上で非常に重要な分泌液です。唾液腺はこの唾液を産生・分泌する重要な臓器で、唾液腺の機能低下は、唾液分泌低下となり「口腔乾燥症」を引き起こします。...本研究により、唾…
消化性潰瘍や逆流性食道炎に対する治療薬。H2受容体を拮抗阻害する。商品名はアシノン。胃酸分泌を抑制する。また、唾液分泌促進作用を持つためシェーグレン症候群に伴う口腔乾燥症など、唾液腺機能低下の治療にも用いられる。本薬剤はアセチルコリンエステラーゼを抑制することにより,コリン作動性神経である副交感神経を刺激し,消化管運動を促進する.この薬理作用は同時に唾液腺に存在するムスカリン受容体を刺激し,唾液の分泌量を増加させるとされ,ラットを用いた動物実験で,その効果が報告された.また,…
緑内障に対する点眼薬や眼軟膏の有効成分。縮瞳や調節痙攣が起こる。シェーグレン症候群や放射線治療に伴う口腔乾燥症の治療薬ともなる。商品名はサンピロやサラジェン。点眼により速やかに眼内に移行し、副交感神経支配の瞳孔括約筋に直接作用してこれを収縮させることで縮瞳が起こる。また、毛様体筋を収縮させることにより線維柱帯が広がり、房水流出が促進され、眼圧が下降する。ラットに対する腹腔および脳室へのピロカルピンの投与では、唾液腺の腺房細胞に作用することで唾液の分泌を促進すると同時に、中枢神…
唾液の分泌量が少なくなり、口腔が乾燥状態となること。口腔乾燥症とも呼ばれる。50歳以上に多い。カンジダ症や舌苔、虫歯などの原因となる。また、発声や嚥下の能力低下にも繋がり、誤嚥性肺炎の一因となり得る。糖尿病など他の疾患が原因で発症する場合がある。唾液腺の機能低下により唾液の分泌量が低下すると、口腔乾燥症(ドライマウス)と呼ばれる口腔内の乾燥障害を引き起こします。口腔乾燥症は老化やストレス、薬剤の副作用や頭頚部ガン治療のための放射線照射により、唾液を合成する腺房細胞が委縮するこ…
口腔の唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)で分泌される液体。消化酵素のアミラーゼを含む消化液のひとつでもある。分泌量は1日に1.0〜1.5リットル。交感神経が活性化すると分泌量が減少し、逆に副交感神経が活性化すると増加する。平常時に分泌される安静時唾液と、食事の際の咀嚼などの刺激によって分泌される刺激唾液の2種類があり、含まれている成分や濃度が異なる。唾液に含まれる粘性物質はムチン(糖タンパク質)と考えられている。咀嚼時は安静時に比べ6〜9倍の唾液が分泌される。唾液は咀嚼、嚥下、…
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