古典的クラスⅠ分子(classical MHC class I molecules) †
プロテアソームによって産生されたペプチド断片はTAPを介して小胞体内に入り古典的クラスⅠ分子に結合する。その後、古典的クラスⅠ分子は細胞表面へ移送され、キラーT細胞のTCRにこのペプチド断片を提示する。*1
正常な細胞ではペプチド断片はすべて自己タンパク質由来であるが、ウイルス感染細胞やがん細胞ではウイルスのタンパク質やがん遺伝子産物に由来する非自己ペプチド断片が結合し、これはキラーT細胞を活性化する。
NK細胞の受容体(KIR)とも相互作用し、その活性を制御する。 .
*1特集:生体防御メカニズムの分子基盤 非古典的MHCクラスI分子の構造と機能 梶川瑞穂 笠原正典: http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2013/11/81-03-07.pdf
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このページの最終更新日時: 2019-04-06 (土) 11:04:58