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味蕾に存在する、味を知覚する受容体を持つ細胞。
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上皮細胞の細胞膜に局在し、電解質、体液調節に関わるナトリウムチャネル。腎臓の尿細管や肺上皮、味細胞、蝸牛管の前庭膜などに発現する。アミロライドによって阻害される。このナトリウムチャネルによる輸送はアルドステロンによって活性化される。ケルセチンは上皮型ナトリウムチャネルの活性化に関与するプロテアーゼ活性を抑制し、ナトリウム吸収を阻害する。
味細胞や刷子細胞に発現し、味覚の伝達に関わるGタンパク質。視細胞に発現しているトランスデューシンと同様にPDEを活性化する性質を持つ。
カンナビノイド受容体のひとつ。主に脳に存在するが、味細胞にも発現して甘味の増強に関わることが報告されている。カンナビノイドの持つ食欲増進作用は、視床下部や大脳辺縁系のカンナビノイド受容体1型が活性化することで起こると考えられている。
十二指腸や空腸のI細胞および回腸と結腸の神経細胞から分泌されるホルモン。腸管から分泌されたコレシストキニンは迷走神経から延髄孤束核を介して、視床下部弓状核のNPY/AgRPニューロンを抑制すると同時にPOMC/CARTニューロンの活動を促進して摂食を抑制する。味細胞に発現し、苦味によっても分泌される。味細胞および味神経に発現するコレシストキニンの受容体(CCK-Ar、CCK-Br)を介して苦味情報伝達に関与するとされる。食後の胃酸、膵液、胆汁の分泌を制御する。脂質の消化吸収へ…
舌の表面にある、味覚を感知する紡錘形の器官。味覚器(味覚受容体)の最小単位。50〜100個の細胞で構成される。大部分は舌にあり、約5000個がある。口蓋、咽頭、喉頭にも合計で1000個程度分布する。舌前方の味蕾が受け取った情報は鼓索神経を経由して、舌後部中央の味蕾が受け取った情報は舌咽神経を経由して、舌後方両側の味蕾が受け取った情報は鼓索神経および舌咽神経を経由して脳へ伝達される。また、舌前方の味蕾は突起の上に位置するが、舌後方のは溝の内部に位置するという違いがある。味蕾を構…
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