健康用語WEB事典

哺乳類リグナン(mammalian lignan)

植物由来のリグナンを摂取した哺乳類内で生成されるリグナン類。マンマリアンリグナンエンテロリグナンとも。

リグナンは本来、植物にしか存在しない化合物だが、それが、ヒトに摂取されると、腸内細菌によって、今度は植物には見られない化合物エンテロジオール、エンテロラクトンなどに代謝されることが知られている。*1

ファイトエストロゲンとしての作用を有する。*2

哺乳類リグナンの種類

これらの濃度と血清トリアシルグリセロール濃度とが逆相関にあり、また、これらの濃度と血清HDLコレステロールレベルに正の相関があることが報告されている。*3

哺乳類リグナンの内での産生性には個人差があることが知られている。

*1広島大学医学部 総合薬学科 山崎和男 植物由来の天然「環境ホルモン」について: https://home.hiroshima-u.ac.jp/shoyaku/member/yamasaki/ED.htm
*2腸内細菌とフィトエストロゲン : リグナンを中心に: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jim/26/3/26_171/_article/-char/ja/
*3農研機構 腸内菌叢による機能成分の代謝変換に関する解析: https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/files/ii-tamura.pdf

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このページの最終更新日時: 2020-09-26 (土) 14:33:43