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嗅神経の樹状突起の先端。6~12本の線毛が鼻腔内に伸びており、これらは嗅覚受容体を持つ。*1
関連する用語
嗅覚(匂い)の情報を受け取る受容体。Gタンパク質共役型受容体のファミリー。ヒトでは嗅覚受容体の遺伝子は約400個あるとされる。ひとつの嗅神経の神経細胞には1種類の嗅覚受容体のみが発現する。嗅覚受容体の組み合わせによって匂いの多様性を区別する仕組みがあることが確認されている。精巣および精子中片部においても発現し、嗅覚受容体を介した細胞内カルシウム濃度の上昇は精子鞭毛運動の変化を引き起こし、走化性の制御に関わるとされる。昆虫では触覚に存在するが、受容体ではなくイオンチャネルであり…
嗅覚の情報伝達を行う脳神経。第Ⅰ脳神経とも呼ばれる。嗅神経の軸索は篩骨の篩板を通って嗅球に投射する。
鼻の空間。気道の入口部分。外から見える部分を外鼻孔と呼んで鼻の奥内部と区別する場合もある。鼻中隔で左右に分かれる。顔の前後方向には幅があるが、左右方向には狭い。鼻腔はその外側壁から突き出ている3つの鼻甲介によって上鼻道、中鼻道、下鼻道および総鼻道に分けられる。鼻腔には空気を暖める、湿気を与える、異物排除などの働きがある。左右の鼻腔が分かれていることで、右と左に入る匂いの濃さを比較して、左右どちらの方向に匂い源があるかを検出することができる。鼻腔は側壁より上,中,下の3つの鼻甲…
細胞外に伸びる、タンパク質が繊維状になった構造体。
神経細胞において神経伝達物質を介して情報を受け取る部位。樹状突起上にある樹状突起スパインが他の神経細胞の軸索とシナプス(シナプス間隙)を形成し、そこで神経伝達物質を受け取る。プレキシンによって形状や向きを制御することが確認された。
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