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嗅覚の情報伝達を行う脳神経。第Ⅰ脳神経とも呼ばれる。
嗅神経の軸索は篩骨の篩板?を通って嗅球に投射する。*1
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嗅糸球体を構成する細胞のひとつ。房飾細胞と同様に、僧帽細胞の主樹状突起は嗅神経の軸索と結合し、嗅皮質に軸索を送る。出生直後までに樹状突起を複数伸ばし、生後発達期にはそのうちの一つを除いて刈り込むことで正しい神経回路を作る。タグ:
脳から出ている12対の神経。脊髄を出入りする脊髄神経に対して頭蓋骨を出入りする神経を指す。中脳から第Ⅲ脳神経と第Ⅴ脳神経、第Ⅳ脳神経、橋から第Ⅴ脳神経〜第Ⅷ脳神経、延髄から第Ⅸ脳神経〜第Ⅻ脳神経が出る。-第Ⅰ脳神経(嗅神経)-第Ⅱ脳神経(視神経)-第Ⅲ脳神経(動眼神経)-第Ⅳ脳神経(滑車神経)-第Ⅴ脳神経(三叉神経)-第Ⅵ脳神経(外転神経)-第Ⅶ脳神経(顔面神経)-第Ⅷ脳神経(内耳神経)-第Ⅸ脳神経(舌咽神経)-第Ⅹ脳神経(迷走神経)-第Ⅺ脳神経(副神経)-第Ⅻ脳神経(舌下神…
嗅覚(匂い)の情報を受け取る受容体。Gタンパク質共役型受容体のファミリー。ヒトでは嗅覚受容体の遺伝子は約400個あるとされる。ひとつの嗅神経の神経細胞には1種類の嗅覚受容体のみが発現する。嗅覚受容体の組み合わせによって匂いの多様性を区別する仕組みがあることが確認されている。精巣および精子中片部においても発現し、嗅覚受容体を介した細胞内カルシウム濃度の上昇は精子鞭毛運動の変化を引き起こし、走化性の制御に関わるとされる。昆虫では触覚に存在するが、受容体ではなくイオンチャネルであり…
嗅神経の軸索、僧帽細胞と房飾細胞の樹状突起によって形成される糸球。嗅糸球体の周辺には抑制性神経細胞が存在し、1つの嗅糸球体を他の嗅糸球体へ結合させる。
大脳の最も前方に存在する、嗅覚(匂い)の情報を嗅細胞から初めに受け取る部位。嗅覚一次中枢とも。嗅覚受容体分子と匂い分子が結合すると、嗅細胞が活性化して電気パルスを発生する。この電気パルスは、脳の嗅球に存在する糸球構造へと伝達される。嗅球は受け取った嗅覚情報を嗅皮質に送る。嗅球では嗅細胞の発する電気信号のタイミングが匂いの区別に関わる。嗅細胞の軸索が集合する糸球(嗅糸球体)が、嗅球の表面に1000対存在している。二酸化炭素に反応する。
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