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嗅部の嗅覚受容器を持つ黄褐色の特殊な上皮。鼻腔外側壁および鼻中隔上部に存在する。5000万個の嗅神経を含む。嗅上皮の中の嗅細胞から出発する軸索は嗅神経そのもの。

匂い（空気中に含まれる化合物の情報）を感じる感覚。鼻腔の奥に存在する嗅細胞が持つ嗅覚受容体による働き。嗅覚受容体から発生した刺激は大脳の嗅球に伝達され、嗅皮質に到達する。嗅覚は他の感覚と異なり、視床を経由しない。先天的（遺伝的なプログラム）によって、生物の好む匂いと嫌う匂いが制御されていることが確認されている。

細胞表面（多くは細胞膜上）に存在し、ホルモンなどと結合して外からの刺激・情報物質を受け取ることができる部位。主に膜タンパク質。レセプターやリセプターとも呼ばれる。受容体に結合できる分子のことをリガンドと呼ぶ。受容体に結合したリガンド自体は細胞内に入らないが、その細胞では様々な変化が引き起こされる。受容体とは、ホルモンや神経伝達物質などの特定の物質（リガンド）と結びついて細胞の反応を生じさせるタンパク質の一種で、外部の刺激をキャッチし、細胞の内部に伝える最初の砦のような役割を持…

上鼻道の上部約10mmの範囲にある嗅粘膜（嗅上皮）。嗅覚の受容体。嗅部の範囲は成長しても変化しない。

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