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主にアフリカに生息する回旋糸状虫。ロアロアとも。

ハエ目カ亜目ブユ科に属する昆虫の総称。漢字では蚋。ブヨやブトとも。吸血するのは雌のみ。蚊やアブと異なり、吸血するときに皮膚を噛み切るため、痛みや出血を伴う。水辺を好んで生息する。

寄生虫の一種。脊髄動物のリンパ系、血管系、皮下、眼、体腔などに寄生する。幼虫はミクロフィラリアと呼ばれ、吸血する昆虫によって媒介される。糸状虫とも。ヒトに寄生するフィラリアには以下のものがある。-バンクロフト糸状虫-マレー糸状虫-常在糸状虫-イヌ糸状虫-回旋糸状虫-ロア糸状虫

ブユが媒介するフィラリア（回旋糸状虫、オンコセルカ・ヴォルバラス）が皮下に寄生し、腫瘤を形成後、幼虫のミクロフィラリアが目に移行し失明を引き起こす感染症。河川盲目症とも。アフリカの熱帯地域を中心に広がる。治療薬はイベルメクチン。症状は激しい掻痒、外観を損なう皮膚の変化、視覚障害など。

別の生物に取りつき、一方的に持続して栄養分などを得ること。寄生によって生きる生物を寄生生物と呼ぶ。寄生される生物は宿主と呼ばれる。寄生は、双方に利益をもたらす関係となる共生とは異なる。

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