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核酸塩基のペア。
関連する用語
平面構造を有する分子がDNAの塩基対間に平行に挿入される現象。インターカレーションを起こす性質を持つ物質をインターカレーターと呼ぶ。
二重螺旋構造を取る2本のDNAが形成する塩基対の隙間に並行に入り込む(インターカレーションを起こす)性質を持つ物質。通常、平面構造を有する分子。DNAの相補的塩基対にズレを生じさせ、複製時エラーの原因となるため発がん性物質となる場合が多い。ダイオキシン誘導体やベンゾピレン-7,8-ジオール-9,10-エポキシドなど。ドキソルビシンやダウノルビシン、ブレオマイシンなどは、インターカレーターの性質を利用してDNA合成を阻害する抗がん剤。
相補的塩基対ではない塩基対。DNAの複製過程での異常や塩基の損傷によりミスマッチ塩基対が生じるが、通常は修復酵素によって正常化される。
肝細胞増殖因子(HGF)を発現するプラスミド。肝細胞増殖因子(HGF)をコードする遺伝子(cDNA)を含む5181塩基対からなる。商品名はコラテジェン。下肢の筋肉細胞に導入され、細胞内で転写・翻訳されてHGFを産生・分泌する。分泌されたHGFの血管新生作用によって側副血行路が発達し、虚血状態を改善させるとされる。慢性動脈閉塞症(閉塞性動脈硬化症、バージャー病)における潰瘍や安静時疼痛の改善が期待される。
2本の核酸が二重螺旋構造を取る際に作られる核酸塩基の組み合わせのこと。2つの塩基が水素結合で組みを成したもの。1つの塩基対を表す単位はbpである。DNAでは、アデニン(A)とチミン(T)の対、グアニン(G)とシトシン(C)の対が相補的塩基対となる。RNAでは、アデニン(A)とウラシル(U)の対、グアニン(G)とシトシン(C)の対が相補的塩基対となる。DNAの相補的塩基対は二重鎖構造の発見者にちなんでワトソン・クリック塩基対と呼ばれる。また、上記以外の水素結合表面が完全に相補的…
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