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DNAなどの遺伝子に突然変異を起こす原因となるもの。
変異源となり得る性質のことを変異原性と呼ぶ。
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地中海沿岸原産とされるアブラナ科の野菜。キャベツやブロッコリーの原種と考えられている。和名はリョクオウカンランやハゴロモカンラン。粉末は青汁の原料となる。変異原物質に対する強い抑制効果を持つことが報告されている。β-カロテン、γ-アミノ酪酸(GABA)、ビタミンC、カリウム、カルシウムなどを含む。
核酸のひとつ。デオキシリボ核酸とも呼ばれる。デオキシリボースを含む、細胞核の中の酸性を示す物質であることから名付けられた。リン酸とデオキシリボース、核酸塩基の3つが結合してできたデオキシリボヌクレオチドが連なった重合体。全長2m、幅2nmとされる。DNAの一部(塩基配列)は遺伝情報を持つ遺伝子の本体である。遺伝子の部分はDNA全体の1.5%程度で、残りの部分は遺伝子ではない。真核細胞の核のDNAでは、1つのタンパク質をつくるDNA領域の中に、タンパク質をコードする部分(エキソ…
脂溶性ビタミンのひとつ。熱や酸性に強く、鉄やアルカリ性、紫外線によって分解される。ビタミンE自身は酸化されやすい物質であるため、他の物質を還元する抗酸化作用を持つ。この抗酸化作用により、血管や細胞膜の健康を維持して老化を防ぐ役割がある。ビタミンAとともに存在する場合、ビタミンAの酸化を防止する作用がある。抗酸化力を失ったビタミンEはビタミンCによって還元される。過酸化脂質になりやすい多価不飽和脂肪酸を多く含む脂質を多く摂取した場合はビタミンEも多く摂取する必要があるとされる。…
遺伝情報を表すDNAの塩基配列の一部のこと。生物の性質は遺伝子により親から子へ引き継がれる。当初は、親から子に伝わる粒子様の因子に対して付けられた名前であったが、後にそれが現在は染色体と呼ばれるものであり、その染色体の本体が2本のDNAの核酸塩基が繋がってできる二重螺旋構造であることが明らかとなった。したがって、物質として遺伝子という場合は「染色体」を、遺伝情報を伝えるものとしていう場合は「DNAによる塩基配列」を指す。遺伝子は、タンパク質のアミノ酸配列を規定する領域と、その…
遺伝子であるDNAの塩基配列の変化のこと。単に変異とも呼ばれる。DNA複製時の異常や、化学物質、放射線、ウイルス、トランスポゾンの転移などが原因となる。1926年にハーマン・ジョーゼフ・マラー(Hermann Joseph Muller)がショウジョウバエにX線を照射して突然変異を誘発できることを実験的に証明した。体細胞に生じた突然変異(体細胞変異)は子孫には遺伝しないが、生殖細胞に生じた突然変異(生殖細胞変異)は子孫の全細胞に遺伝する。種の進化も突然変異によって起こる。突然…
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