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分泌の様式のひとつ。体液や消化液を体外(体表や消化管内)に分泌すること。
外分泌を行う腺を外分泌腺と呼ぶ。
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ランゲルハンス島のPP細胞(F細胞)で産生され分泌される、36個のアミノ酸からなるホルモン。PPファミリーのひとつ。膵臓から分泌されるホルモン全体の1%程度を占める。食後直ぐに分泌が始まり、4〜6時間は高い濃度となる。主に迷走神経を刺激する。膵ポリペプチドは特に肉類の摂取により分泌が促進され、消化管機能や膵外分泌機能の調節因子として働くと考えられている。ヒトでは分子量約1万の前駆体からプロセシングされ、前駆体のC末端から生じる20アミノ酸残基のイコサペプチドとともに細胞外へ分…
内分泌や外分泌、代謝の調節や行動の制御など様々な生理作用を持つ、カエル特有の抗菌ペプチド。カエルの皮膚から単離された。14個のアミノ酸からなる。ボンベシンによるシグナル伝達にはGRPR、NMBR、BRS-3が関わることが知られている。GRPに似た構造を持つが、遺伝子は独自の進化を遂げてきたものであることが確認されている。中枢神経に作用して交感神経および副腎髄質系を賦活して胃酸分泌を抑制することや空腸粘膜の増殖を促進することが報告されている。哺乳類ではボンベシン傾似のペプチド(…
摂取した食品が消化・排泄されるまでに通る器官の総称。腸管とも呼ばれる。口腔、咽頭、食道、胃、小腸(十二指腸、空腸、回腸)、大腸、肛門までを指す。全長は約6m。コリン作動性神経から遊離されるアセチルコリンによって収縮する。消化管を支配する交感神経は主に腹腔神経節や腰神経節を経由して到達した節後神経線維。食道から横行結腸までは延髄迷走神経背側核に由来する副交感神経、下行結腸から直腸までは仙髄中間質外側核に由来する副交感神経に支配されている。
膵臓の切除や外分泌機能不全に対する消化酵素の補充剤となる豚膵臓抽出物。リパーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼを含む。商品名はリパクレオン。
キモトリプシンの前駆体(プロ酵素)。膵臓の外分泌細胞で産生され膵臓に蓄積される。キモトリプシノーゲンとも。これは、膵臓の細胞が自らが産生したプロテアーゼによる自己消化によって破壊されないためである。食事の刺激によってトリプシノゲンは膵液に含まれて小腸へと分泌され、トリプシンやそれによって活性化されたキモトリプシン自身によって限定分解を受けてキモトリプシンとなる。
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