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複数の細胞核を持つ白血球。主に好中球を指す。
関連する用語
分娩後数日間に分泌される母乳。ラクトフェリンなどのタンパク質、タウリン、γ-アミノ酪酸(GABA)、ナトリウム、塩化物、IgA、リゾチームなどを含む。また、免疫に関与する多核白血球やマクロファージ、リンパ球も多い。初乳を飲むことは、新生児の感染の予防において重要。
白血球のひとつ。中性色素によって染色される顆粒を多く持つため好中球と呼ばれる。成熟すると複数の細胞核を持つ分葉核好中球となるため、多核白血球とも。以前はミクロファージとも呼ばれていた。白血球全体の50〜70%を占める。骨髄中で約10日かけて成熟して血液中に入る。寿命は4〜5日程度。大きさは10μm程度。好中球の働きは、血管から血管外に遊走して病原体などの異物を貪食することである。好中球に捉えられた異物は細胞内の消化酵素によって分解され、さらに活性酸素によって殺菌される。異物を…
頭に物理的な強い力が加わることで脳が崩れること。脳そのものに挫滅と浮腫が起こる。意識障害、運動麻痺、嘔吐、痙攣などの症状が現れ、治療が成功した場合でも後遺症が残ることがある。脳挫傷は外傷後、数時間経ってから明らかになってくることもあり、特に脳挫傷による血腫は後から徐々に増えてくることがある。受傷後に一次脳損傷の周囲の広い範囲に二次性の細胞障害が広がっていく現象が観察される。この進行には、血管内皮への多核白血球の接着と、それに伴う血管内皮障害、さらには脳実質内への白血球の遊走が…
血球のグループのひとつ。造血幹細胞から分化する食細胞の一種。大きさは10〜20μmで赤血球よりも大きいが、血管内皮細胞の間を通って血管外に出ることができる。血液1μLあたり4000〜9500個の白血球が含まれる。赤血球よりも大きく細胞核を持つ。通常は肺や脾臓、腸、リンパ節、血管の内皮細胞などに貯蔵されており、血液中の白血球の数は、体内全ての白血球の1%程度。運動をすると血液中の白血球(好中球)の数は増加する。運動以外にも、細菌などの感染による炎症や喫煙、ステロイドの使用、血液…
単に核と書かれる場合もある。細胞の中で最大の細胞小器官。大きさは約5μm。細胞核は1つ以上の核小体を含んでいる。遺伝子を貯蔵する役割を持ち、リボソームの組み立てを行う。真核細胞の場合は、外膜と内膜からなる二重の膜(核膜)で覆われており、その外膜は粗面小胞体と連続し、内膜と外膜の間の空間は粗面小胞体の内腔と繋がっている。細胞核は格納されているDNAによっても、物理的な衝撃に対する弾力を得ていることが確認されている。本研究では、直径が髪の毛の百分の一ほど(〜1ミクロン)の細いガラ…
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