健康用語WEB事典

多血小板血漿(platelet rich plasma : PRP)

血液遠心分離した後、その中の血小板が多く含まれる血漿部分のみを抽出したもの。成長因子が豊富に含まれるため、創傷治癒を促進する。*1*2

変形性関節症やスポーツによる外傷などの治療に利用される。

血小板が放出する成長因子が直接的に組織に作用し修復を促進するのみならず、組織修復に寄与するマクロファージを損傷部位へ動員させることで間接的に組織修復を促進することが確認されている。*3

自身の血液から作られるため副作用が起こりにくい。凍結乾燥して長期間保存(8週間)保存可能であることが報告されている。*4

タグ: 血液 血小板 成長因子

*1多血小板血漿(PRP)による治療について|順天堂医院: https://www.juntendo.ac.jp/hospital/patient/other/prp.html
*2筑波大学附属病院 | 変形性膝関節症に対する多血小板漿( PRP )療法について: http://www.hosp.tsukuba.ac.jp/prp
*3KAKEN — 研究課題をさがす | 多血小板血漿による組織修復促進機序の解明と至適調整法の確立 (KAKENHI-PROJECT-16K01832): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-16K01832/
*4多血小板血漿は,凍結乾燥すれば長期保存後も骨癒合効果を発揮する|特色ある研究活動の成果|国立大学法人 千葉大学|Chiba University: https://www.chiba-u.ac.jp/research/coe_gp/result/hospital/result29.html

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このページの最終更新日時: 2020-11-10 (火) 18:01:22