大腸癌 †
大腸がんを参照。
関連する用語
クルクミンクルクミノイドに分類される、黄色いポリフェノール。主にウコンに含まれる成分。水に溶けにくいが、酒類や油には溶けやすい。クルクミンは腸管でテトラヒドロクルクミンに変わり、これがビタミンEを上回る強い抗酸化作用や抗がん作用を持つ。肝臓の機能の活性化効果も確認されている。抗がん剤の成分として利用される。クルクミンの誘導体であるGO-Y022やGO-Y031が胃がんの抑制作用を持つことが報告されている。クルクミンの吸収率は低く、クルクミン原末をそのまま経口摂取しても多くは腸管で吸収さ…
鉄欠乏性貧血ヘモグロビンの構成要素である鉄分の不足により貧血を来す疾患。身体が痩せて色白となることから、かつては萎黄病とも呼ばれた。国内の女性では約10%程度の罹患率があるとされる。症状は息切れや目眩、動悸など。身体の変化としては、爪が脆くなったり反り返ったりする(スプーン爪)。異喰症が起こることもある。-食事から摂取される鉄やビタミンB12の不足-消化管出血や痔による血液の流出-体の成長や妊娠による鉄の必要量の増加一般的に、若い男性では胃や十二指腸の潰瘍や痔、女性ではダイエットによる鉄…
二次胆汁酸胆汁酸が腸内細菌による代謝を受けて生成される、化学構造が変化した胆汁酸。人体にとって有益な化合物が含まれるが、同時に有害な化合物も含まれるとされる。二次胆汁酸の中にはがんを促進する物質が含まれることが知られている。発がん性物質が、細胞内のシグナル伝達(例えば細胞の増殖を制御する情報伝達)を抑制したり、促進したり、全く異なる情報が伝えられることによって、がんが発症します。胆汁酸はこのようながん原性物質ではありませんが、大腸癌のプロモーター(発がん促進物質)となることがずいぶんと…
大腸がん大腸の粘膜表面から発生するがん。盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸にできるものを結腸がん、直腸にできるものを直腸がんと区別される。直腸がんの方が、血便や下痢などの自覚症状が現れやすく、また直腸の粘膜が薄いため進行しやすい。先進国において罹患率が高く、日本では女性のがんによる死亡率の一位を占める。早期であれば内視鏡手術によって根治する割合も高い。大腸がん発生の原因の多くは、遺伝子の変異によるβ-カテニンの異常蓄積にあると考えられている。大腸がん細胞は、グルタミンを取り…
CA19-9膵臓がんや胆管がん、胆嚢がん、胃がん、大腸がんなどの腫瘍マーカー。がん以外にも、膵炎や胆管炎、胆石症、気管支炎、慢性肝炎、子宮内膜症などで増加が確認される。CA19-9は、ヒト大腸癌培養株をマウスに免疫して作成されるモノクローナル抗体(NS19-9)が認識する抗原で、血液型抗原ルイスAの末端にシアル酸がついたⅠ型糖鎖です.膵・胆道系悪性腫瘍における腫瘍マーカーとして広く使われています.ただし、日本人で5~10%がルイスA陰性(ルイスA糖鎖が作られない)でありCA19-9も陰性…
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