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酸素を嫌う嫌気性の細菌のこと。嫌気性細菌とも。
主に嫌気呼吸を行い、酸素が存在する環境では生存できないものが多い。
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無色透明な気体。大気中の気体の約21%が酸素である。化学式はO2生物が呼吸によって取り込む気体。血液中のヘモグロビンによって運搬される。成人では安静状態で1日あたり約430L消費する。細胞がエネルギーを生み出すために必要。タグ:
トリコモナス症の治療薬。膣トリコモナスに対する殺虫作用や嫌気性菌(バクテロイデス属、ペプトコッカス属、ペプトストレプトコッカス属、クロストリジウム属)に対する抗菌活性を持つ。アメーバ赤痢に対してメトロニダゾールの代用薬となる。飲酒により腹部疝痛や悪心などが起こるため、使用期間および使用後三日間は飲酒を控えることが望ましい。タグ:
がんが終末期に皮膚に浸潤または転移し、皮膚を破ってできる腫瘤が壊死して潰瘍となったもの。乳がんや頭頚部がん、食道がんなどで見られ、特に乳がんでは約5~10%と多く見られる。痛みや出血、滲出液などの症状を伴い、症状が進むと嫌気性菌による感染によって強い悪臭が発生する。悪臭の原因物質としてプトレシンやカダベリンなどのポリアミンが知られている。治療薬はメトロニダゾール。
口の中の嫌気性菌が舌の奥の表面に付着した白い汚れ。VSCなどを発生させ、口臭の原因となる。また、アセトアルデヒドの発生源ともなる。舌苔とは、「舌上に生ずる白色~汚穢褐色のリンパ球、上皮細胞、食物残渣などによりなる苔」(南山堂医学大辞典より引用)です。口の中にいる細菌の温床となり、口臭の原因となることが知られています。
揮発性で硫黄を含む、以下の3種類のガスの総称。口臭や歯周病悪化の原因となる。-硫化水素(H2S)-メチルメルカプタン(CH3SH)-ジメチルスルフィド(2S)揮発性硫黄化合物は口腔内の嫌気性菌が、剥がれた粘膜上皮細胞や血球、死んだ細菌などのタンパク質やシステイン、メチオニンなどから発生させる。揮発性硫黄化合物を産生する細菌は20種類以上が確認されている。
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