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安息香酸(benzoic acid)

ベンゼンの一つの水素原子がカルボキシル基に置換された芳香族化合物。示性式は C6H5COOH

安息香酸の化学構造

常温で透明な結晶状の固体。単体やエステルとして動植物に含まれる。防腐剤として使用される食品添加物のひとつ。*1

ヒトにおいてトルエン代謝の途中で生成される。安息香酸(安息香酸ナトリウム)は肝臓グリシン抱合して、馬尿酸として排泄される。細菌においては、フェニルアラニン代謝において生成される副産物。*2

水溶液は弱酸性を示す。

*1benzoic acid | C7H6O2 - PubChem: https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/benzoic_acid#section=Top
*2ヒトにおけるベンゼンおよびトルエン代謝 群馬大医衛生: http://ci.nii.ac.jp/naid/110003754892

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このページの最終更新日時: 2018-09-16 (日) 09:25:03