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小腸の粘膜表面(小腸上皮)を覆い、食品に含まれる物質(栄養)の吸収を行う細胞。極性細胞のひとつ。吸収上皮細胞とも。約1日で新しく生まれ変わる。剥がれ落ちた小腸上皮細胞は便に含まれて排出される。細胞の表面は微絨毛で覆われている。小腸吸収上皮細胞は極性細胞として知られており、頂端面(apical)と側底面(basolateral)という組成や機能の異なる2つの膜領域を持つ。この細胞極性の破綻は様々な疾患を引き起こす原因となるが、その疾患の1つに微絨毛萎縮症と呼ばれる難治性疾患があ…
Rabのひとつ。小腸表面にある栄養取り込み口に指令を出し、糖やアミノ酸を吸収させるタンパク質。Rab8遺伝子のノックアウトマウスは十分な餌を与えても栄養失調となることが報告されている。微絨毛萎縮症の患者の体内ではRab8が極端に減少していることが確認されている。EHBP1L1およびBin1と結合し、小腸吸収上皮細胞のアピカル側へ向かう小胞を形成すると考えられている。タグ:
ナトリウム依存性ビタミンCトランスポーター(SVCT)のひとつ。小腸吸収上皮細胞の刷子縁膜側に発現し、ビタミンCの吸収に関わる。SLC23A1とも。ケルセチンなどのフラボノイドによって阻害される。
小腸のパイエル板の粘膜側を覆う上皮細胞の層。樹状細胞を引き寄せるケモカインを発現する。5~10%の割合でM細胞が存在し、残りは主に絨毛の大部分を占める小腸吸収上皮細胞様の細胞で構成される。FAEの直下の領域はSEDと呼ばれる。
上皮細胞の一種。小腸吸収上皮細胞に存在し、消化した物質の吸収に関わる。腎臓の近位尿細管の上皮細胞にも存在し、物質の輸送に関わる。
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