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国内の山野に生えるヤマノイモ科のツル性多年草。根茎は芋となり、ヤマイモ(山芋)と呼ばれ食用となる。「とろろ」にするのが代表的な調理法として知られる。芋は地下深く直線的に伸び、全長が1mを超えることもある。周皮を除いた根茎(担根体)はサンヤク(山薬)またはショヨ(薯蕷)と呼ばれ、滋養強壮、止瀉、止渇作用を持つ生薬として使用される。啓脾湯、六味丸、八味地黄丸、牛車腎気丸などの漢方の構成要素となる。ステロイド、アラントイン、ジアスターゼ、スチルベン誘導体(バタタシン)などを含む。
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