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孤束核を参照。
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胃や膵臓、脳の視床下部弓状核、ランゲルハンス島のε細胞やα細胞などから分泌されるホルモン。28個のアミノ酸から構成される。空腹や低血糖によって主に胃の内分泌細胞(X/A様細胞)から放出される。唯一の末梢組織で産生されて摂食を促進するペプチド。末梢組織から空腹のシグナルを中枢神経に伝える。グレリンは求心性迷走神経活動を低下させ、情報が延髄孤束核を介して視床下部に伝えられることで摂食を促す考えられている。迷走神経を介して胃などの消化管運動の亢進や胃酸の分泌、脳下垂体のGHSRに作…
脳幹(延髄)に存在する神経核。孤束核の内側部の細胞は多数のニューロペプチド(エンケファリン、ソマトスタチン、サブスタンスP、コレシストキニンなど)を持つ。味覚の情報伝達における中継地点となる。孤束核のGLP-1産生細胞は室傍核に投射している。これによってCRHやネスファチン、オキシトシンなどを産生する細胞を活性化することで摂食を抑制していることが示唆されている。迷走神経の求心線維は孤束核で終わる。嚥下などの反射に関する情報の処理に関わる。腹部迷走神経からの入力による嘔吐は孤束…
食事の際に小腸下部の粘膜上皮のL細胞から分泌されるホルモン。延髄孤束核にも存在が確認されている。インクレチンのひとつ。グルカゴン様ペプチド-1とも。摂食(食欲)抑制作用やα細胞からのグルカゴン分泌抑制作用、胃排出遅延作用などを持つ。GLP-1がGLP-1の受容体に結合すると、細胞内のcAMPを上昇させる。β細胞でcAMPが上昇するとインスリンの合成が促進され、その細胞外への分泌が増加する。これによって食後の血糖の上昇を抑える効果がある。GLP-1はDPP-4によって1~2分で…
1980年に腸管から発見されたペプチド。38個のアミノ酸からなる。PPファミリーに属する。主に食物中の脂質による刺激によって回腸や結腸など(L細胞)から分泌され、膵臓の外分泌抑制作用、胃排出遅延、小腸内通過遅延作用などを示す。コレシストキニンと同様に求心性迷走神経活動を増加させる。その情報は延髄孤束核を介して視床下部へと伝達され摂食抑制作用を示す。ペプチドYYの受容体は弓状核の神経細胞にも存在し、末梢組織に投与したペプチドYYは弓状核の神経活動を変化させる。CCKやPYYは、…
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