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毛細血管から続く細静脈。
後毛細管細静脈の内皮細胞は高内皮細静脈であり、リンパ球をリンパ節へ取り込む。*1
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リンパ節(リンパ節傍皮質)に存在する、リンパ球の出入りに関わる細静脈。正六面体で背の高い内皮細胞を持つ。血液中を循環するリンパ球がリンパ節に移動するのを助ける特異的な受容体を発現する。また、リンパ球のみを引き寄せる様々なケモカインを産生する。樹状細胞のうち形質細胞様樹状細胞は高内皮細静脈を介して血行性にリンパ節に移住する。リンパ球は細胞接着分子であるL-セレクチンやインテグリンによって高内皮細静脈に結合し、そこからリンパ節内に取り込まれる。詳細な移行順序は以下の通り。+L-セ…
白血球のひとつである血液中の免疫細胞。-T細胞(Tリンパ球)-B細胞(Bリンパ球)-NK細胞-NKT細胞これらのリンパ球は、通常は不用意に働かない様に不活性状態となっている。抗原による刺激を受けることで、その都度活性化する。これは、リンパ球が活性化されると炎症を伴うため、過剰に働くことによる身体への負担を防ぐためである。リンパ節に分布する交感神経からノルアドレナリンが分泌されると、リンパ球に発現するβ2受容体が刺激され、その結果リンパ球のリンパ節からの脱出が抑制される。
リンパ液がリンパ管を通って集まる円形またはそら豆型の二次リンパ器官。リンパ管が鎖骨下静脈に合流するまでの間に複数存在する。大きいものでは長径2~3cm、短径約1cm。体内の種々の組織由来の抗原がリンパ管を介して集まる。リンパ節の役割は、リンパ液に含まれる異物を取り除き、それらが組織や血管内に侵入するのを防ぐこと。リンパ節の役割は、大きくは「免疫」と「老廃物の処理」の2つで、前者では、免疫細胞たちの情報交換の場として、また戦闘の司令塔としての機能を果たしています。リンパ節で炎症…
血管の内面などの内皮を隙間なく埋める平たい細胞(扁平上皮細胞)。血管のものは特に血管内皮細胞と呼ばれる。毛細血管はこの内皮細胞のみで構成されている。状況に応じて免疫細胞を誘引する物質を生成する。内皮細胞には血液が凝固することを抑制する物質が多く存在するため、血液の凝固を防ぐ働きを持つ。-PAI-1-tPA
膜結合型の糖タンパク質。炎症によって最初に白血球が集まる後毛細管細静脈の内皮細胞の管腔側に発現する。
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