健康用語WEB事典

後過分極(after-hyperpolarization)

活動電位による一連の電位変化の終期において、静止膜電位より低い電位になる現象。興奮性神経においては、細胞膜に存在する電位感受性カリウムチャネルの開口によって起こり、このチャネルが閉じると静止膜電位に戻る。*1

活動電位再分極の初期段階に起こる小さな脱分極早期後脱分極再分極終了直後に起こる小さな脱分極遅延後脱分極と呼ぶ。これらの脱分極が引き金となって活動電位誘発活動)が発生することがある。*2

*1膜電位を考え直す:高校生の正しい理解のために【1】 | 統合生理学: http://www.vet.osakafu-u.ac.jp/phys/%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E/%E8%86%9C%E9%9B%BB%E4%BD%8D%E3%82%92%E8%80%83%E3%81%88%E7%9B%B4%E3%81%99/
*2不東邦大学 薬学部薬物学教室 田中光 行方衣由紀 濵口正悟 応期と不整脈 心筋-バーチャルラボラトリ: https://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/shinkin/denki/denki-5-3.html

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このページの最終更新日時: 2019-12-13 (金) 08:19:27