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身体に必要なミネラルのうち、比較的必要量が少ない以下の種類を指す。*1
関連する用語
金属元素のひとつ。糖類やコレステロール、結合組織、タンパク質の代謝、インスリンの働きなどに関与するミネラル。成人の体内に2〜6mgが存在する。栄養素となるのは三価クロムであり、六価クロムは人体に有害。吸収された三価クロムは血液中でトランスフェリンに結合し、肝臓へ運搬される。クロムの吸収率は3%未満。通常の食生活では不足することは稀だが、糖尿病、砂糖の過剰摂取、極度の運動、外傷によってクロムの排泄量が増加する。クロムは牛肉や小麦粉などに多く含まれる。成人以降は食事による推奨摂取…
人体に必須のミネラル。食品中にはセレノシステインなどのようにアミノ酸と結合した形で含まれる。体内には約13mgあり、ほとんどがタンパク質と結合して存在する。その形態によって吸収率が変化する(セレノメチオニンは80〜90%、セレノシステインは50〜70%)。セレンを含むタンパク質は25種類が知られている。グルタチオンペルオキシダーゼに必須な補助因子。またヨードチロニン脱ヨウ素酵素の成分として甲状腺ホルモンの活性化に関わる。国内では土壌のセレン濃度が高いため、植物に十分な量が含ま…
人体に必要なミネラルのひとつである元素。成人の体内には約9mgのモリブデンが含まれ、肝臓や腎臓、副腎、血液などに比較的多く存在する。摂取されたモリブデンの90%は胃と小腸から吸収され、タンパク質と結合して血液中を運ばれ、体内の各組織に移動する。体内の酵素の働きを助ける。ニトロゲナーゼや硝酸レダクターゼに含まれており、酸化還元反応の電子伝達に関わるとされる。モリブデンは、酸化還元酵素の補助因子として働く。長期間にわたり完全静脈栄養を施行した場合に欠乏症がみられ、頻脈、多呼吸、夜…
人体に必要なミネラル元素のひとつ。甲状腺ホルモンの合成に必要なハロゲン。体内には甲状腺に全体の70〜80%が含まれる。ヨウ素は、甲状腺ホルモンの構成要素である。欠乏すると甲状腺刺激ホルモンの分泌が亢進し、甲状腺腫を起こす。主として海藻類に含まれる。特に昆布に多く含まれている。過剰摂取によって甲状腺の機能に悪影響を与えるため注意が必要。昆布のヨウ素含量はとても多く、乾燥昆布を1グラム食べただけで海外の1日最大摂取量500マイクログラムの数倍になってしまうため、欧州では安全性の観…
人体に必要なミネラルのひとつ。成人の体内には12〜20mgがあり、骨に全体の25%と最も多く存在する。次いで肝臓、膵臓、腎臓の順で存在する。血清中ではβ-グロブリンと結合して0.5〜2mg/Lが含まれる。食品に含まれるマンガンは胃酸によって二価のイオン(Mn2+)となり、小腸と十二指腸から吸収される。吸収された細胞内で酸化されて三価のイオン(Mn3+)となり、能動輸送によって血液中に入って肝臓に運ばれ、不要な分は胆汁から腸管へ分泌されて便で排泄される。吸収経路が鉄と同じであり…
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