最近更新された用語
心膜腔に異常に心嚢液が溜まり、心臓の拡張が抑えられる現象。
呼吸困難や意識障害、血圧低下、チアノーゼ、ショックなどの原因となる。*1
関連する用語
感染症や腫瘍、外傷などが原因となって起こる心膜の炎症。心嚢内に液体が蓄積し、心タンポナーデの原因となる場合がある。-急性心膜炎-収縮性心膜炎
一定のリズムで絶えず全身に血液を循環させるために動作する器官。高さ約14cm、幅10cm、厚さ8cm。重さは250〜300g。主に筋肉(心筋)で構成される。左右の肺の間に位置し、心臓の前面は胸骨体および第2〜第6肋軟骨の内面に接し、後面は第5〜第8胸椎に接する。心臓の3分の2は身体の中心から左、3分の1は右にある。酸素が少なくなった全身の静脈の血液は右心房に流れ込み、右心房の血液は右心室から肺動脈を介して肺に送られ肺で酸素を受け取る。その後、肺から肺静脈を介して左心房に戻り、…
皮膚や粘膜が青紫色に変化する症状。口唇や口腔粘膜、鼻尖、耳、指先、爪などで見られやすい。赤血球(ヘモグロビン)と結合する酸素量が低下することが原因で皮膚が青紫色となる。特に唇や指先に起こりやすい。チアノーゼとは皮膚・粘膜の青紫色変化で,毛細血管内血液の還元ヘモグロビン濃度が 5 g/dl 以上になると出現する.稀にメトヘモグロビン血症など異常ヘモグロビン血症が原因となることもある.チアノーゼが起こる場合は心臓または肺の疾患が疑われる。-中枢性チアノーゼ-末梢性チアノーゼチアノ…
循環不全から血圧が低下し、命にかかわる状態のこと。-出血性ショック-エンドトキシンショック-アナフィラキシーショックショックとなる血圧の値は個人差がある。臨床の現場ではだいたい収縮期血圧が90mmHg以下をショックと言いますが、普段血圧の高い人であればBP=100でもショックですし、逆に普段血圧の低い人であればBP=80でショックといえるかもしれません。つまり、ショックの定義は、血圧うんぬんというより、「組織(細胞)に十分な血流が送れなくなった」というのが正しい見方です(注1…
心臓を覆う2枚の心膜の間の空間。心嚢とも呼ばれる。数10mLの心嚢液で満たされている。
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。