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心臓の内腔を覆う心膜。細菌の感染によって感染性心内膜炎が起こる。*1
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非小細胞肺がんや卵巣がん、乳がんなどに発現するHER3のリガンド。CD74とも。心臓では心内膜内皮と心臓組織内毛細血管内皮に限局して発現し、心筋細胞に発現するErbB受容体のリガンドとなる。
一定のリズムで絶えず全身に血液を循環させるために動作する器官。高さ約14cm、幅10cm、厚さ8cm。重さは250〜300g。主に筋肉(心筋)で構成される。左右の肺の間に位置し、心臓の前面は胸骨体および第2〜第6肋軟骨の内面に接し、後面は第5〜第8胸椎に接する。心臓の3分の2は身体の中心から左、3分の1は右にある。酸素が少なくなった全身の静脈の血液は右心房に流れ込み、右心房の血液は右心室から肺動脈を介して肺に送られ肺で酸素を受け取る。その後、肺から肺静脈を介して左心房に戻り、…
心臓を覆う2枚の膜。心臓の内腔を覆う膜は心内膜、外側に面する膜は心外膜(臓側心膜)と呼ばれ、2枚の心膜の間の空間は心膜腔と呼ばれる。ある程度は風船のように伸びることができる。心膜は炎症によって硬化し、拡張しにくくなる。
脱分極の後に起こる回復状態。心臓は脱分極と再分極を自動的に繰り返すことで拍動する。再分極の初期または再分極終了後に小さな脱分極が起きることがあり、それぞれ早期後脱分極、遅延後脱分極と呼ばれる。再分極は脱分極とは逆に、心外膜から始まり心内膜に終わる。
血流に入った細菌が、心臓の弁膜表面に感染する心内膜炎。弁膜が破壊されるだけでなく、心臓から送り出される血液に乗って全身に細菌が広がる。年間の患者は100万人に10~50人とされる。僧帽弁や大動脈弁に生じることが多い。元々心臓弁に障害がある場合や人工弁である状態で感染が起こりやすい。自覚症状は37℃の発熱が持続する、突然の高熱や心拍数の上昇、疲労など。原因には歯周病やステロイドの服用、先天的な心臓の異常などがある。
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