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脂肪酸結合タンパク質のひとつ。心臓由来脂肪酸結合タンパク質とも。心筋の細胞質成分に豊富に存在し、心筋細胞内で遊離脂肪酸の細胞内輸送に関与し、心筋細胞へのエネルギー供給に重要な働きを担っている。胸痛発症後2時間以内の超急性期から鋭敏に反応する心筋傷害のバイオマーカー。胎生期の脳において発現は認められないが、成熟期の脳の神経細胞に発現し、神経細胞での脂肪酸の取込みや輸送に関与している。大脳皮質から線条体へのグルタミン酸作動性神経の神経終末と、線条体のアセチルコリン作動性神経の細胞…
細胞内にある、脂肪酸に結合するタンパク質。12種類が確認されており、部位によって細胞内にある脂肪酸結合タンパク質の種類が異なる。アラキドン酸やドコサヘキサエン酸などの水に不溶な脂肪酸に結合して、それを可溶にする働きを持つ。通常、細胞内において炭素数12個以上の長鎖脂肪酸は水に不溶なので、これらを溶けるようにする役割を果たしているとされる。その他の働きとして、脂肪酸の取り込みと代謝、リン脂質膜の構成制御、シグナル伝達の制御、転写制御などが予想されている。脂肪酸結合タンパク質の名…
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